Today’s Theme is : “大人なら” 天使のような悪魔の瞳。
こんにちは
今日も私のブログを訪ねて下さってありがとうございます。
今日の曲は
Angel Eyes
です。
※私が世界一の美女だと思っている女性のAngel Eyes。答えは最後に!
概要
Angle Eyes は 1946年、Matt Dennis(マット・デニス)により作曲、
Earl Brent(アール・ブレント)により作詞されました。
その後1953年に映画 “Jennifer” の中で使われ、Matt Dennis 自身が弾き語りしています。
※Matt Dennisによるその他の曲ー“Everything Happens To Me”
サスペンス・ムービーだったようです。
左側に小さく
Haunting Song Hit “Angel Eyes” by Matt Dennis and Earl Brent
とありますね!
私とこの曲との出会いはエラ・フィッツジェラルドのCDでしたが、
あまりに美しく切ないメロディーと詩、
そして胸を締め付けられるような上昇フレーズがとても印象的で
すぐに惹きつけられてしまいました。
エラ自身もこの曲が好き、と語っているとおり、
自身でも4回(もしくはそれ以上かもしれません)はレコーディングしています。
その他にもナット・キング・コール、フランク・シナトラ、チェット・ベイカー、
シャーリー・バッシー、ニール・セダカ、ウィリー・ネルソン&レイ・チャール
ズ、そしてスティングも(!)歌っています。スティングの録音はヴァースもあります。
下にYouTubeリンクを貼っておきますので是非聞いてみて下さい。
私はこの曲を初めてセッションで歌った時に
その日のピアニストに「マット・デニスがお好きなんですか?」
と聞かれたのを覚えています。
そこから会話がつながっていつしか彼とデュオを組むまでに。
このエピソードはこの曲だったからこそ、
マット・デニスだったからこそ良かったなぁ‥
と今でも思い出しては悦に入っているのですが(笑)、
私にとってそんな思い出のある曲でもあります。
ライブの日には、暗いし難しいし「今日はやめとこう…」とはならずに
何度も楽譜を手に取ってしまう不思議な魔力のある曲です。
そして「Angel Eyesは暗いしお客さんは好きじゃないかな?」と思いきや
これが好きと言う男性のお客様が多くて驚きました。
実際リクエストも多く、
レギュラーで出ていた横浜のラウンジバーではよく歌っていました。
さて、それでは
歌詞要約(及び妄想劇場)
です。
※このテーマでは著作権保護のため、歌詞(英・日共)は掲載せず
適正な引用のみでお届けしております。どうぞご了承くださいませ。
限られた表現の中ではありますが、歌の世界を楽しんで頂けましたら幸いです。
場所はとあるバー。
かなり酔った女がひとりカウンターに突っ伏して何かつぶやいている。
良く聞いてみるとこんな言葉を繰り返しているようだ…
『愛は終わった、って頭ではわかっているの。
でも心があの人から離れない。
あの天使のような瞳の悪魔‥』
そして彼女はいきなりカウンターから起き上がって振り返り、こう叫ぶ。
『幸せなみなさん、今日は私が奢るから何でも好きな物を
飲んでちょうだい!飲み代も笑いも私持ちよ!
…あ、でもちょっと待ってね。
私、あの人の新しい女が誰か見にいかなきゃいけないの…』
とスツールからよろけながら立ち上がる
:
という感じです。
Etc.
かなり病んでるなおい!
まるで映画の1シーンを見ているかのように、
苦悩する主人公の言葉が聞こえてきます。
私が好きなのはやっぱりサビからの
“みんな飲んでちょうだい!“、といいつつ
“あの人の新しい女を見にかなきゃ”、
と出ていこうとするところ。
セリフ口調で主人公の心を語っているので、
歌い手は感情移入しやすい憑依系の曲です(笑)。
そういう意味では歌いやすい曲と言えるかもしれません。
実際私はそうでした。
歌う時は情感を込めつつも、
どこか上の空になってしまった主人公の虚ろな心を表現して
力まず歌いたいですね。
おすすめ動画
1.作曲者 マット・デニス
2.エラ・フィッツジェラルド
Live版はいかがでしょう?
3.Sting
珍しいヴァースもあり。歌詞も出ます
辛い恋を想い出して‥あなたらしい素敵なAngel Eyes を歌ってください
※答え
『イタリアの宝石』と呼ばれるモニカ・ベルッチの瞳でした。