こんにちは!
今日も私のブログを訪ねて下さってありがとうございます。
さて、
今日はジャズ詞を理解しようと思うならば避けて通れない、
悩ましい「著作権」について。
翻訳した歌詞をネットに掲載するのはOKなのか?
時代により、国により
音楽著作権の考え方や許容範囲が異なり、
また、それも往々にして変更されるため、
常に全体を正しく把握して行動することは
なかなか難しいものがあります。
それでも
どこからが著作権侵害かを知らずにやってしまった場合、
罰則などはあるのか?
身近な例としてはどんなものがあるのか?
知っておいて損はありません。
ほぼ「NG」といっていい
ジャズの詞で言えば歌詞はほぼ英語ですが、
原語の歌詞そのものの全文掲載がいけない、というのは
周知されているかと思います。
が、それを翻訳したものの掲載となるとこれも
著作権の侵害となるんですね~。
調べたら逮捕例もありました!(**)
正式依頼された翻訳権を持つ人のみが
翻訳物のアップロード、公開を許されます。
それ以外の人の場合は
1曲ずつ原曲管理者の許可を得て使用料を支払う事。
たくさんの詞の翻訳をしたい場合には
あまり現実的ではないですね~
なぜNGなのか?
広くジャズ詞の理解を広めるために
翻訳・解説してそれを皆で共有しよう、という考えは
正当な善意の発想ではありますが、
極端なことを言えば、
もし誤った訳が広まったり
「替え歌」が作られてしまったら…?
これは明らかに著作権の侵害ですよね。
自分が作詞家だったら、と考えてみれば理解できます。
⇑「やめてそれお願い」ってなる
ここからはまたややこしいのですが、
特定のブログサービスにおいては
2013年から日本語歌詞のフレーズ掲載が許可されています。
しかし上記の理由で翻訳はNGです。
そのブログサービスにおいても、
あくまでもメインは文章であって歌詞は引用のみ、
という明確な棲み分けがないと
いけません。
そしてその引用にも多くのルールがありました。
ということは、よく目にする
”アーティスト別、曲別などのインデックスを作って
大量の歌詞を掲載する歌詞閲覧ブログ” などはアウトなのです。
(わたくし、以前のブログには十数年前から掲載しているものもあった
ので慌てて対応中です)(;^0^)💦
この辺の線引きが難しくて、ちゃんと理解している人
少ないのでは・・・?
まあこれも
「著作権管理者が訴えた時点ではじめて侵害となる」という
事なので、そういった方が私の過去のブログを見て
訴えたらアウト、ということになります。
ですので小さな個人のブログ程度は放置されているのが
現状なのでしょうね。
私もたくさん利用させて頂いていましたので。
さて、
それではその全てを守ってジャズ詞について語るのは
可能なのか?
なかなか難しいですが、
今後は私個人の考察・回想録として、
歌詞の世界をエッセイ的に綴ってみようと思っています。
その中でポイントとなる言葉については
適切に引用する、と。
うん、これなら良し!(^^)
正しい翻訳物へのアクセスは?
おい、全然良しじゃないよ、
すぐに対訳が知りたいんだよ、という方は
まずどこかで
① 公式に許可されている翻訳物を入手
② もしくは自分で頑張る(Google先生の翻訳など)
等をしてから、
こういった私の歌詞考察文などを読んで理解を深めて頂く、
というのが正しい順序になろうかと思います。
しかし問題はその ① だよジュリーさんよ!
どうやって正しい歌詞にアクセスすればいいの~!?
1冊¥3000とかする解説書を全巻買えってか?
(ざっと調べたら20巻以上+クリスマスソングありました)
とひざ詰め談判されそうですが。。
あるいは昔懐かしい図書館通いとか・・?
う~ん、
そこで考えた。
「私に出来ることは何か?」
せっかく今まで音楽の現場で使って&培ってきた
知識だとか蘊蓄などを正しく伝える方法はないものか…?
きっと考えていけば私に出来ることが
あると思うのです。
オンライン解説とかジャズ詞研究オフ会とか?
皆さんの要望を伺いながら何かやっていけたらと
思っております。
蛇蝎のごとく嫌われるJASRACですが(ごめん)、
闇金ウシジマくん的な取り立て屋なわけではなく(ごめんごめん)、
”正しく音楽と言う財産を継承していく”、
という使命に燃える団体でもあるのです。
だから正しい引用方法を守って使用しよう、
と訴えているわけです。
私は
作家、アーティスト、管理者がお互いにリスペクトをもってすれば
必ず良い表現の場ができると信じています。
また、今後必要に応じて変化も起きてきます。
それまで私は楽しいジャズエッセイを続けていきたいと思いま~す!
ジャズボーカルを学ぶ皆様、一緒に頑張りましょう!
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
Julie
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