Today’s Theme is : “大人なら” Jazz
こんにちは
今日も私のブログを訪ねて下さってありがとうございます。
今日の曲は
My Romance
です。
概要
My Romanceは1935年 Richard Rodgers(リチャード・ロジャース)により作曲、
Lorenz Hart(ロレンツ・ハート)により作られました。
このゴールデン・コンビによる曲、“Blue Moon” のページもありますのでぜひどうぞ。
素直なメロディーラインと判りやすい歌詞でとてもリラックスした雰囲気になる
一曲です。私はいつもミドルスウィングで歌っていました。
難曲でもなくこれといったエピソードや解説も必要としないせいか
練習曲や研究書などにあまり取り上げられることもなく、
Richard Rodgersの代表的な作品一覧には現れないこともままあります。
もっとも彼は生涯に900曲以上を作曲していたのでこれは仕方のないことでしょう!
左がリチャード・ロジャース、右がロレンツ・ハートです
普段ジャズをあまりお聞きにならない方でも
Richard Rodgersによる以下のナンバーはご存じではないでしょうか?
-My Funny Valentine
-My Favorite Things
映画「サウンド・オブ・ミュージック」の中で使われていますね。
歌詞概要
※このテーマでは著作権保護のため、歌詞(英・日共)は掲載せず
適正な引用のみでお届けしております。どうぞご了承くださいませ。
限られた表現の中ではありますが、歌の世界を楽しんで頂けましたら幸いです。
『私のロマンスに必要なのはあなただけ
ロマンチックな演出や場所や
特別な音楽もいらないの』
:
という
“あなたがいてくれるなら必要ないもののリスト” が
ずらっと並んでいる歌、といったところです
ただし、「お金はいらない」、「一戸建てはいらない」
とは言っていませんな (笑)。
愛があってもそこは必要なのか…?
Etc.
優しく美しい曲なので、数々の名演がありますが、
その中でも面白いのは
Tuck&Patti(タックアンドパティ―)によるものです。
Tuck & Pattiはギターのタックとボーカルパティの夫婦デュオなのですが、
歌詞中の “(I need) no soft guitars”=あなたが居てくれれば柔らかなギターもいらない
の部分を “But I must have one side guitar” と言い換えているのです。
大事なパートナーである夫のギターが「いらない」とは言えませんので(笑)。
「でもギターだけは必要よ」と言い換えているわけです。
とても素敵なエピソードなので、
私もギターとのデュオで演奏する時には同じように言い換えていましたよ。
もっともギタリストは気づいていませんでしたが…
そしてもうひとつ。
ジャズの曲には5月の歌がこれといってないので、
この歌はシーズン・ソングとしてとても重宝しておりました
4月の歌、早春の歌はたくさんあります。
6月になれば雨の歌が色々歌えますし、
夏になれば夏の歌もたくさんあります。
しかしとても心地よい月なのに
5月を歌った歌はあまり見当たらないので曲選びに
ちょっと困っておりました。
あ、もっとも五月病ならこれはたくさんありそうですね‥
是非晴れ晴れとあなたらしい素敵な歌を歌ってくださいね☆彡
YouTube参照
Tony Bennett
深く甘く丁寧な歌唱はザ・スタンダードという感じ。
Tuck &Patty
前出の「ギターは絶対必要よ!」というやつです。
是非聞いてみて下さい。
Chris Botti
チェット・ベイカーの再来か?
選曲にチェットの影響を感じます♥
甘くセクシーなトランペット王子。とろけて下さい
See you next time!