※この記事については音声配信もございます。聞いてみて下さいね~
ジュリー・なおこの Jazzy Chill Out #1-4 夢を叶えてくれる「月」を探して
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Today’s Theme is: “大人なら” 10時に寝ないで!
こんにちは
今日も私のブログを訪ねて下さってありがとうございます。
本日の曲は、夢をかなえてくれる
Blue Moon
です。
是非ヴァースも知って下さいね
概要
Blue Moon(邦題もブルームーン)は1934年に Richard Rodgers(リチャード・ロジャース/作曲)+Lorenz Hart(ロレンツ・ハート/作詞)により作られました。
ん? 他にも出てきておりますよねこの名コンビ。
My Romance のページでも触れておりますので是非ご一読下さいませ。
さて、概要に入る前に大事な問題です。
“そもそもBlue Moon”ってナニ?
「え、ふつうに青い月でしょ?」
「ピンク・ムーンとかスーパー・ムーンとか色々言うあの感じで青く見える日。じゃないの?」
いやいや!
“Blue Moon”~青い月、ってナニ?
この”Blue Moonって何?”には3つのの答えがあります。
- 天文学的現象としての「青い月」: まれに大気中の微粒子や気象の影響で本当に青く見えることがあります。が、この場合の”青い月=Blue Moon”ではありません。たまたま月が青く見えている時、というだけなのです。
- 月の位相:年間には通常12.37回の満月があるのですが、これを12回に合わせるためにはどこかの月で2回の満月が発生します。この2回目の満月をBlue Moonと呼んでいます。
- 英語の慣用句: “Once in a blue moon” という表現は『ごくごく稀なこと』、『めったにないこと』を意味します。
今日のテーマの “Blue Moon” では、歌詞を見れば「2」と「3」、つまり「君のような素敵な人に出会えたのはめったに起こらないこと」だと言っていると解るでしょう(^^)v。素敵ですね。
いいですね、言われてみたいですね。
あ、でもそういう事言う人は誰にでも言っている可能性が高いですね。
やっぱいいや(笑)。
それでは歌の成り立ちに戻りましょう。
Blue Moon の一度目のヒットは1949にアメリカで。その後1961年にドゥーワップグループ
The Marcels の録音で世界的ヒットとなりました。
(動画は下にあります)
ランキングとしては
USA ビルボード HOT100 1位
USA R&Bチャート 1位
UK シングルチャート 1位
カナダ 1位
という文句なしのスーパーヒットでした。
それでは歌詞を見てみましょう
歌詞概要
※このテーマでは著作権保護のため、歌詞(英・日共)は掲載せず
適正な引用のみでお届けしております。どうぞご了承くださいませ。
限られた表現の中ではありますが、歌の世界を楽しんで頂けましたら幸いです。
<ヴァース>
昔は月の光なんて嫌いだった。詩人が詠うような魅力は僕には感じられなかったんだ。
夜を分かち合う人もいないから10時にはベッドに入っていたよ。
人生は一杯の苦い飲み物だったのさ
<コーラス>
ブルームーン、君は僕が独り寂しくあそこに立ってお願いをしているのを見ていたね
”心から愛することのできる誰かに巡り合えますように!”って。
そしたらたちまち(すばらしいあの子が)目の前に現れたじゃないか!
その時誰かが『どうだい俺様の腕前は』と言うから振り向いてみたら
お月様が金色に変わったんだ。
ブルームーン、もう僕は一人ぼっちじゃないよ(ありがとう)
そんなアンデルセン童話のような、稲垣足穂の物語のような幻想的な曲です。
※詞の中の『そしたらたちまち(すばらしいあの子が)目の前に現れたじゃないか!』が
“Once in a blue moon” の部分ですね。”ありえないほどの素敵な人に出会えた”ことです。
めでたし。
でもねぇ、私に言わせればヴァースの部分の「10時にベッドに入って」たら出会いはないよ!
二軒目あたりに移動して空気や会話もこなれてくるのが10時からですから!(ジュリー調べ)
この部分を歌いながらいつも『ダメだダメだそんなんじゃぁ!(# ゚Д゚)』と主人公を心の中で叱っていた私でした。
参照動画
それでは世界的ヒットとなった The Marcels のドゥーワップバージョンをどうぞ。
ヴァースから歌ってます、Rod Stewartをライブ版でどうぞ。
Etc.
いかがでしたか?
まったく異なるアレンジでしたが、こういったジャンルが当時のヒットだと思うと興味深いですね。
そしてドゥーワップは難しい!!聞きながらちょっとやってみると納得すると思いますが
シャネルズって実はすごかったのかも。そのストレスで田代まさ…まあいいか。
閑話休題。
この素敵な歌を歌うポイントとしては、ヴァースを歌うという点が非常に大事だと思います。
そして、”寂しかったなぁ、あの頃は”から始まって、最終的には”今は幸せだよ”という曲ですから、
独り言のようなヴァースが次第に心地よいミドル・スウィングになって幸せなムードを表現できれば成功です。
ギターとのデュオでもコンボでも映える曲ですので、ぜひレパートリーに加えて素敵なBlue Moonを歌って下さいね!
See you next time!