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ジャズ詞と私ー All Of Me

(A)

Today’s Theme is : “大人なら” 歌ってみよう

 

こんにちは

今日も私のブログを訪ねて下さってありがとうございます。

 

さて、本日の曲は、ジャズの基本中の基本

 

All Of Me

です。

 

概要

ほとんどの場合、楽器においてはブルースが入門曲ですが、

ボーカルにとってはこの ”All Of Me” でしょう。

セッション、オーディション、シットイン(飛び入り)などでも頻繁に用いられるので、

”Route 66” と並んでボーカリストにとっては必須の曲です。

 

“All Of Me” は、1931Seymour Simons(シーモア・シモンズ)Gerald Marks(ジェラルド・マークス)によって作詞・作曲されました。

シモンズは作詞家で、マークスは作曲家ではありましたが、この曲については共作でした。

 

名演

有名になったのは、1932年に発表されたルイ・アームストロングによる録音で、これがチャート1位となりました。

また、1948年にはフランク・シナトラによるバージョンもリリースされ、これによって

“All Of Me” はジャズ・リスナー以外にも大いに知られるところとなったのです。

また、面白いところではカントリー・シンガーのウイリー・ネルソンもこれを歌っており、1978年に Hot Country Songs のチャート3位になっています。

カントリーの “All Of Me!” これは知らなかった!

参照動画で貼っておきますね。

 

 

歌詞概要

このテーマでは著作権保護のため、歌詞(英・日共)は掲載せず

 適正な引用のみでお届けしております。 どうぞご了承くださいませ。

 限られた表現の中ではありますが、歌の世界を楽しんで頂けましたら幸いです。

 

(ヴァース)

”あなたは私のキスも愛も奪っていったのね

私はもう片思いの恋の抜け殻ってわけ?

私には何も残っていないわ

 

(コーラス)

どうして私の全てを奪ってくれないの?

あなたがさよならを言ってからこの目には涙ばかり

私の身体の一部だけ持って行ったならどうして全部持って行ってくれないの?”

 

「私の一部」=もちろんハートの事ですね。切ないっ

 

ということで軽やかで明るいSwing(でプレイされることがほとんど)の All Of Me ですが、実は失恋の歌なんですよね

 

参照動画

<エラ・フィッツジェラルド>

ビッグバンドの豪華な演奏と2コーラス目のエラのフェイク&スキャット

が軽快で陽気で素晴らしいです。

練習のために丸コピーしてはいかがでしょう?

 

 

<マイケル・ブーブレ>

歌詞の内容に忠実にちょっとブルーな雰囲気で

 

<ウィリー・ネルソン>

カントリー・シンガーらしいリズムが新鮮です!

 

そして忘れちゃいけない

<憂歌団>のバージョン。オリジナルの日本語歌詞もあります。

弾き語りできる方はカバーしてみては?

素敵です。

 

 

Etc.

動画はいかがでしたか?

それぞれに異なる雰囲気が楽しめたかと思います。

 

それでは”All Of Me” の特徴を見ていきましょう。演奏の一助になれば幸いです。

 

ヴァースがある!

まず、他の多くのスタンダードのようにこの “All Of Me” にもヴァースがあるのですが(!)

ほとんどの場合歌われません。私も歌っている人を聞いたことがありません。

お客様をびっくりさせたい方、チャレンジしてはいかがでしょう?

 

なぜこんなに演奏されるの?

1.

まず第一に、メロディーとコード進行が簡潔でシンプルだからです。メロディーは比較的直線的で、高度なアドリブや複雑なリズムパターンを含みません。

メロディーも和音を分解したそのままの音が用いられている部分も多くあり、楽器、ヴォーカル共にアドリブ練習もしやすいです。

 

2.

参照動画を見てもお分かりの通り、数多くの名演があり、ビギナーはこれを参考にして練習することが出来るからです。スキャットやアレンジをどんどん取り入れてみましょう

 

3.「概要」にも書きましたが、誰もが演奏できる曲であるため、セッション、シットイン、練習などの機会が多いのです。

他のミュージシャンとすぐに合わせやすいこの曲を選ぶことで、プロや上級者と一緒にプレイする機会を持てますし、実践的な経験を積めます。

こだわりの選曲やオリジナルばかりやるのではなく、こういった曲も意欲的に攻略するのは得るものも大きいのです。

 

以上のことから、

“All Of Me” は初心者にとってアプローチしやすい曲である故に、

なんの工夫も、自分らしさもないと「残念」、とまでは言いませんが、無難な歌になってしまいます。

アドリブ、スキャット、バンドとの掛け合いで演奏を盛り上げる、など色々な見せ方がありますので、是非練習したものを発揮してみて下さい。

 

”All Of Me” を選んでおいて何も起こらないと…(笑)、まぁ、それなりと言いますか…

あ、普通に初心者さんなのかな、と思われて終わりなので

その場合はまた明日から頑張りましょう! (ノ∀;`)ハハッ

 

以上、ぜひたくさんヒントを見つけてあなたの素敵な “All Of Me” を

歌ってくださいね!

 

 

See you next time!

 

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