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ジャズ詞と私ーSummertime

(S)

Today’s Theme is : “大人なら” Jazz歌おう

 

こんにちは

今日も私のブログを訪ねて下さってありがとうございます。

 

今日の曲はガーシュウィンの名曲

Summertime

です。

 

「ジャムセッションの定番40曲」の中にも入っていますので

他の曲とも併せてご覧くださいね

 

概要

“Summertime”1934年に、George Gershwin(ジョージ・ガーシュウィン)によって作曲、

DuBose Heyward(デュボース・ヘイワード)Ira Gershwin(アイラ・ガーシュウィン)により作詞されたもので、オペラ「ポーギーとベス」の中の一曲でした。

 

 

※2024.9 追記

上記の通り、Summertime はこれまではジョージ・ガーシュウィン作曲、デュボース・ヘイワード作詞

と認識されていましたが、

後のアメリカの著作権管理団体の資料によって、この Summertime はジョージの兄、アイラとの共同制作物と認識され、

日本でも2021年にJASRACがこれを認めた、という経緯があります。

著作権保護期間に注意が必要かもしれません。

 

こちらは比較的最近の再演のポスターです。

足の不自由な物乞いのポーギーと給仕女のベス。

 

ガーシュウィンは多くの名曲を書いています。誰もが知る有名なところでは(↓YouTubeに飛びます)

「ラプソディー・イン・ブルー」

「パリのアメリカ人」

「シャル・ウィー・ダンス?」

などがあります。

 

作詞家のヘイワードによればこの詞は南部の霊歌にインスピレーションを得たもので、時にアフリカン・アメリカンの霊歌である “Sometimes I Feel Like a Motherless Child”(時には母のない子のように)の改作である、とも言われています。

 

 

歌詞概要

※このテーマでは著作権保護のため、歌詞(英・日共)は掲載せず
 適正な引用のみでお届けしております。どうぞご了承くださいませ。
 限られた表現の中ではありますが、歌の世界を楽しんで頂けましたら幸いです。

 

これは赤ん坊に歌いかけているもので:

『お父さんは金持ちでお母さんは美人だよ、いい暮らしができるし何の心配もないんだよ。泣かないで。

大きくなって羽ばたいていくその時まで、何もお前を傷つけるものはいないんだよ。だからほら、もう泣かないで』

という内容です。

 

 

参照動画

ビリー・ホリデイ(1936年)

 

 

ビリー・スチュアート

商業的に最も成功したのがこのビリー・スチュアートによるものです。

スキャットが超カッコイイこの R&Bバージョンは ビルボード Hot 100で7位、

R&Bチャートでは7位となりました。

せっかくならジャムセッションでここまでやったら大ウケしてお店からスカウトがかかると思います(笑)。

 

 

 

Etc.

そんな “Summertime” ですが、登場人物について2つの解釈があります。興味深いので是非知って下さい。

 

母から子へ

これを「母から子へ」とすると、せめて赤ん坊が大きくなって辛い人生の現実を知るまでは

「おまえの家は金持ちでいい暮らしをしているから大丈夫、泣かないで」と言い聞かせている悲しい歌ということになります。

 

一方、

乳母(又は奴隷女)から子へ

とすると、乳母は黒人で赤ん坊は白人、という設定になります。

「坊や(or 女の子)、このお家はお金持ちでお母さんも美人だ。何の心配もないから泣かないでいいんだよ」と歌いかけていることになります。

 

ガーシュウィンやヘイワードはどちらを想定していたのでしょうか?明らかではありませんが、いずれにしても綿花を積んでいた奴隷時代の南部の黒人の辛さを描いている悲しさが伝わります。

 

また、「綿摘み歌」として有名なのが

“Cotton Fields” です。明るい感じのを貼っておきます。

 

いかがでしたか? 今日はリンク山盛りでしたね!

それだけこの曲は色々なものから派生し、色々なものに発展していったと言えます。

 

しっかりイメージづくりをしてあなたの素敵な ”Summertime” を歌ってくださいね!

 

 

 

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