Today’s Theme is : “大人なら” 歌心。
こんにちは
今日も私のブログを訪ねて下さってありがとうございます。
今日のテーマは
歌心
『発音も悪くないし、リズムや音程も合っているんだけど、
録音を聴くと何か物足りない…
なんかこう、情緒がないというか
説得力に欠けるというか、
歌が小さくまとまったまま成長がない気がする‥』
そうなんですよね
もはや初心者ではなくなった頃に、こういった悩みを持つ方は多いのです。
そしてこの悩みは解決するまでがとても長く感じます。
何を隠そう、私自身がそうでしたので!
その頃レッスンノートにぶつけていた疑問や気づきを
今日はここに書きたいと思います。
何か共感できるものがあり、皆様のスキルアップのきっかけになれば
嬉しいです。
それ、もしかして”独りで”歌っている?
最初に「自分の歌はどうしてイケてないんだろう?」と気づいたのは
自分の録音を聴いた時でした。
どうしてもその音の場に「私だけ」、つまり「独り」を感じてしまうのです。
「他者」の存在をシャットアウトしているというか。
上手く歌いたい、という気持ちが
「私は私のためにうまくなりたい」
「うまい自分になりたい」
「うまく歌えるようになって自分に満足したい」
というモチベーションになってしまっていて、
他者の事がまったくなくなっていました。
聴いてくれる人の気持ち、
聴いてくれる人に届ける気持ち、
伝えたいと思う気持ち。
そういったものナシで自分だけで上手くなろうとしていたのです。
他者の存在なしに自分の技術や経験だけを磨いていたかったのです。
上達の罠
これはレッスンやセッションにも慣れてレパートリーも増え、
レベルアップを目指すあたりで陥りやすい罠だと思います。
練習の回数も高度も上がってきたし、人前で歌える度胸やステージマナーも
大丈夫。
そんな時って
「早く次回のセッション(or ライブ)までに課題を克服したい」、
「レパートリーを5曲増やしたい!」
「だから自分のためのレッスンだけに集中したいの!」
ってなっていませんか?
”どんなに自分ひとりが満足できる練習を積んだとしても、
ステージで他人を感動させるハートを差し出せるか?”
そこを忘れて自分だけで上手くなろうとしてもすぐに限界がやってきます。
歌が語ってくれない。
誰かに届かない。。
私はグループレッスンやコーラスが嫌いでした。
ソロ以外の勉強は無駄だとさえ思っていたので、
人が決めた曲を人に合わせながら歌うなんて考えられず、
コーラスグループへのお誘いも即お断りしていました(笑)。
あぁやなやつ。
ブレない自分の軸や明確なセルフイメージを持つことは大切ですが、
リスナーや一緒に成長中の仲間を排除せず(程度問題ですが‥)
様々な色に交わりながらも濁らない、輝く自分になることが結局は近道なのです。
時々すごい変な色もいるけど(笑)。。
仕事や人間関係においても同じですが、
他者を完全に排除することは不可能です。
でもゴールするためにその一見不毛な環境から何を学ぶかを自分で決めてしまえば
すべてが成長になります。
そうなればいつの間にか様々な段階に居る様々な人や音の多様性を愛せる
すぐれたミュージシャンになっているでしょう。
人を受け入れられた時、人の心に届く歌が歌えるのだと思うのです。
ぜひ優しいハートであなたらしい素敵な歌を歌ってください♥
See you next time!