こんにちは
今日はベット・ミドラーの大ヒット曲
The Rose
です。

概要
ジャズではありませんが、たくさんのシンガーがライブの中で取り上げていますね。カテゴリーにも便宜上 JAZZ に入れておきます。
“The Rose” は 1979年 女性ソングライター、アマンダ・マクブルームによって作詞・作曲されました。映画「ローズ」の主題歌です。
さて、実はわたくし、この曲には因縁があります(笑)。
長い事やっていたデュオの相方と
この曲のアレンジや歌い方のことで意見が合わなくなり、
「もうこの歌は歌わない!」と彼の目の前で楽譜を
破り捨てて帰ったことがありました。
そしてそれ以来本当に歌いませんでした。
↑フーテンの寅。
『こんな曲ぁこっちからお断りでぇ!誰が歌うってんだちくしょうめ!一人で弾いてやがれすっとこどっこい!』
という感じ。
『あばよ!!』
それなのに今こうして取り上げて書いているのは
なぜでしょう…??
それはおそらくこの歌は日本語ではかなり誤解されているのではないか!?
というお節介な気持ちからです(笑)。
さっそく歌詞を見てみましょう
歌詞要約
※このテーマでは著作権保護のため、歌詞(英・日共)は掲載せず
適正な引用のみでお届けしております。
どうぞご了承くださいませ。
限られた表現の中ではありますが、歌の世界を楽しんで頂けましたら幸いです。
ネットで検索すると歌詞は
『Some say love, it is a river (中略)…
Some say love, it is a razor(中略)…
Some say love, it is a hunger(中略)…
:
と始まり、
“I say love, it is a flower,
and you, it’s only seed”
でAメロが終わります。
(引用元:Lyrics and Music by Amanda McBroom (1979) “The Rose”)
問題はこの部分が往々にして
『私は愛は花だと思う、そしてあなたはその種』と
訳されているのですが、
これは本当は
『私は愛は花だと思う。(けれど)あなたは(愛は)ただの種だよ、と言うのね』
だと私は思うのです。
もしここが “you, its only seed”
であれば上のほうの訳で良いのですが、
”you, it’s only seed” であればは略さずに書くと
“you (say) “It’s only a seed”
となり、
『あなたは言うのね、”それはただの種だよ”と』
になります。
Etc.
色々なサイトを調べ、CDまで買ってみたのですが
「これが絶対正しい!」というものがまだ判明せずですが…
それでも文法的にも下の方だと思いますし、
その方が
『二人の愛に対する考え方の違いを超えて、いつか花開くだろう』、
となって、この曲がひとつの物語として完結すると私は思うのです。
いかがでしょう
皆様の思うイメージはどちらに近いでしょうか?
是非素敵に “The Rose”、歌ってくださいね
(追記)
その後まさにその同じDUOの相方との仕事の時、
お客様から “The Rose”のリクエストが入り
寅はまた歌うことにしました。。
今もしっかり楽譜引き出しに入っております。めでたし。