こんにちは
今日も私のブログを訪ねて下さってありがとうございます。
第2回目のテーマは
子音を効かせると各段にうまくなる
です。
これもすぐにできて効果絶大ですので是非意識してみて下さい。
特にスローナンバーが劇的に変わります。
というのも、
英語独特の子音の響きはスローになるほどその特徴が際立つので、
これを意識することで
言葉により一層英語らしい輪郭を持たせることができ、
結果的に歌がエモーショナルになり、説得力を増すのです。
私は「しっかりと子音を立ち上げて味をつける」という点を
非常に大切にしていました。
特にバラードにおいては。
例えば”M“ではしっかりと口を結んでからゆっくり唇を離します。
“my” “me” など、歌詞では多用されるので重要です。
”W” は口笛を吹くぐらいのイメージで口をすぼめて
息を多めに吐きながらやや強めに発音します。
日本語の「ウィスキー」のように軽く平たくならないように注意します。
“Willow weep for me”, “When I fall in love..”
“with”, “we” “when” “what” など “w” も出番が多いので
ここを改善すると効果的です。
その他ここには書ききれませんが、
“B”, “C”, “Ch”, “Cr”, “Dr” ~ “z” までそれぞれのルールというか
押さえどころがあります。
それでは素晴らしい歌唱を参考に見ていきましょう!
Example-1 Summertime
ヘレン・メリルの “Summertime”
Summertime, and the livin’ is easy
Fish are jumpin’ and the cotton is high
ヘレン・メリルは特に顕著ではありますが、
子音がしっとりゆっくり立ち上がるので非常に情緒があります。
Exampleー2 Here’s That Rainy Day
バーブラ・ストライザンドの “Here’s That Rainy Day”
Maybe I should have saved those leftover dreams
Funny, but here’s that rainy day..
とても丁寧でエモーショナルな味が濃くなっていますね。
ひとつひとつのワードがたっぷりと歌われているので、
一曲として聴いた時に余裕が感じられます。
Exampleー3 Smile
出ました”王様” Nat “King” Cole。
ハンカチのご用意を…
Exampleー番外編 TOKYO(井上陽水)
日本語では現れにくい(まず矯正されますね‥)ですが
井上陽水さんのこんな感じはどうでしょうか?
出だしの一音に注目。。
「TOKYO」
『んんぎんざえ~』
❤大好きです。
では反対の例として
Exampleー4 “I Get Along Without You Very Well”
チェット・ベイカーの “I Get Along Without You Very Well”
を聴いてみましょう。
はスローでありながら子音を立てずに
さっさと1つのフレーズを歌い(失礼)^^;、
最後の母音で伸ばしていますよね。
これはこれで非常にクールでスマートな印象です。
いかがでしょうか?
『子音を制するものはバラードを制す!』
今日からさっそく子音を使いこなして
あなたらしい素敵な歌を歌ってくださいね!