こんにちは
今日も私のブログを訪ねて下さってありがとうございます。
本日の曲はハッピーエンドの物語
Polka Dots and Moonbeams
です。
概要
まずはタイトルの意味から参りましょう。
“Moonbeams”=月光 はいいとして、
“Polka Dots” とは?
これです
「水玉模様」です。
つまり、”水玉模様と月の光” といったところですが、
この曲では『水玉模様の服を着た可愛いあの子と月の光』に一目惚れしてしまった、という大切な1シーンを歌っているのです。
※ 同じくスタンダードジャズの “Orange Colored Sky” は『紫のストライプに緑の水玉模様』というファッションの可愛い女の子に一目ぼれする歌です。解説はこちら
“水玉模様”にしろ”紫のストライプに緑の水玉模様”にしろ恋愛にはどうやら派手な柄が良いようですね…
それはいいとして。
Polka Dots and Moonbeams は1940年に Jimmy Van Huesen(ジミー・ヴァン・ヒューゼン)により作詞、Johnny Burke(ジョニー・バーク) により作曲されました。
ヒューゼン&バークコンビによる曲は多くあり、
-But Beautiful
-Here’s That Rainy Day
-It Could Happen to You
-It’s Always You
-Like Someone in Love
-Moonlight Becomes You
などがそうです。
網掛けのものについては今後書く予定です!
さてこの “Polka Dots~”ですが、あのフランク・シナトラ+トミー・ドーシー・オーケストラの記念すべき最初のヒットとなった曲なのです。
そしてギル・エバンスによる ”最も録音されたスタンダード・ジャズ100”に選ばれるほど愛されてきたんですね。有名どころによる録音では
・チェット・ベイカー
・ウェス・モンゴメリ
・サラ・ヴォーン
・バド・パウエル
・レスター・ヤング
・デクスター・ゴードン
などがあり、それ以外にもボブ・ディランやジョン・デンことジョン・デンバーもカバーしています。
知らなかった!
そしてこのヒットは音楽業界にとどまらずファッション業界にも及んでいました。
なんとこの曲にインスパイアされた “Polka Dots and Moonbeams” という柄の生地まで作られたっていう!
多分これです↓
‥‥ちょ、(;´∀`)
あんまりモテなそうだけどまあいいか。
歌詞概要
※このテーマでは著作権保護のため、歌詞(英・日共)は掲載せず
適正な引用のみでお届けしております。どうぞご了承くださいませ。
限られた表現の中ではありますが、歌の世界を楽しんで頂けましたら幸いです。
『(Verse)
まるで映画みたいでおかしな話だと思うだろう?
でも全て本当のことなんだ
(Chorus)
庭で皆がカントリー・ダンスを踊っていた時のことさ
”ドンッ” と誰かにぶつかって振り向いたらキミがいた
(パグ犬みたいに)ちょっと鼻が上を向いたかわいい女の子。
キミの水玉のドレスが月の光に映えて一目惚れしてしまったよ
そこで『一曲踊っていただけますか?』というとまさかのOK!
まわりの皆は
「おいおい!あの二人どうなっちゃってるんだよ!彼は告白でもするんじゃないの?」
と僕らを見ていたよ。
でも僕にはもっと先が見えていたんだ
ライラックの花と笑いに包まれた小さな家で
「ふたりはいつまでも幸せに暮らしましたとさめでたしめでたし」
っていう今の二人が、ね』
以上、絵本を閉じたようなほんわかしたエンディングは幸せ過ぎて歌う気にならんわもう。
『フンッ、両想いがよ』
そこまで脳内めでたしソングだから結婚式で歌われることも多いそうですが、日本では歌本編よりも解説のほうが長くなりそうなので無難に “L-O-V-E” かなんかでいいんじゃないでしょうか…
参照動画
1.ブレイクの大きな要因だったシナトラの録音
2.Micheal Stephenson(マイケル・ステファンソン)
これぞバラード、という感じ。コンテンポラリーな正統派が素敵☆
3.ジョンデン(ジョン・デンバー)
カントリーのリズムが無条件に心地よくてジャズを忘れてしまいそう(笑)。
もともと “The country dance was being held in a garden” で始まる歌ですのでこれが正解なのかも。
4.ボブ・ディラン
いかがでしょうか?
色んなアレンジで何度も歌いたくなりますね。
是非あなたらしい素敵な “Polka Dots and Moonbeams” を歌って下さいね
こんな顔した恋人を想像しつつ?