こんにちは
今日も私のブログを訪ねて下さってありがとうございます。
本日はちょっと趣向を変えてサンバの中から
Samba do Soho(ソーホーのサンバ)
です。
イパネマの娘やおいしい水ほど有名ではありませんが、
ブラジルものが好きなミュージシャンとこれをやると皆さんサビをハモってくれます。
それだけキャッチ―で覚えやすく、みんなが歌いたくなっちゃう。
Samba do Soho はそんな曲なのです。
ステージが楽しくなり、お客様にもそれがそのまま伝わる。そんな素敵な曲なので是非レパートリーに加えてみてはいかがでしょうか?
では早速聞いてみましょう
参照動画
まずは私が好きになったきっかけのマイケル・フランクスの英語バージョンを。
似たアレンジで聴きやすい小野リサさん。ポルトガル語です。
ね、もう皆で歌いたくなったでしょ??
ハモる方も “Ai, ai ai que coisa louca, ai meu deus que coisa boa” だけ覚えればOKなのですぐ歌えるんじゃないかな?
続いては歌詞を見てみましょう
Samba do Soho 歌詞日本語訳
『ソーホーを歩くとガンボアを思い出す(*1)
ああ、なんておかしなことだろう
ああ、神様、なんて素晴なんだろう
港の桟橋の後ろの坂道でドンガ(*2)はサンバを作った
アンゴラやルワンダの人たちのリズムでね
そこは良い人たちだけがいる場所なんだ
郷愁を知らない人はこのジレンマを知らない
この毒を味わったことがない
あの褐色の肌をした美しい女の子たちを知らないんだ
ああ、神様、この街であなたに会えて嬉しい!
(でも)角を曲がると、そこには郷愁があるのさ』
(*1) SOHOを歩くとガンボアを思い出す
ガンボア(Gamboa)とは:
ガンボア(Gamboa)は、ブラジルのいくつかの都市にある地区や地域の名前です。
特に有名なのはリオデジャネイロ市にあるガンボア地区です。
ガンボア地区は、特にポルト地区やサウデ地区に近く、リオデジャネイロの港湾エリアの一部としても知られています。歴史的な建物や文化的なスポットが多く、観光地としても人気があります。
私は最初これをパナマの小さな町のガンボアと勘違いしてブログを書き進めていたんですが、
そうすると
『パナマで生まれてブラジルで育った主人公がニューヨークで故郷ガンボアを懐かしんでいる歌』という非常に複雑な背景になってきてしまったので困っておりました(笑)。
しかもこっちのガンボアはニューヨークのSOHOとは似ても似つかなくて、名物が
『サルとナマケモノのジャングルエコツアー』ってなもんで、
そうなるとますます主人公の
「ソーホーを歩いているとサルとナマケモノたちのガンボアを思い出すんだ」という心境が掴めない。。
このセンスでずっと翻訳家をやってきたんだから自分が怖いわ。
でもまあ良かった、正解が解って!(前向き)
⇓ニューヨークのSOHO
⇓ガンボア。パナマのほうの。
ナマケモノ。こちらさんもパナマのほう。
しかもブラジルからはこの遠さだ。
(赤丸がパナマのガンボアです)
(*2)ドンガ
本名エルネスト・ドス・サントス。ブラジルのサンバを最初に記録した人物。
いかがでしたでしょうか?
この詩で特に好きなのは「この郷愁を知らない人はジレンマを知らない」ってところ。
故郷を想う熱い気持ちと帰れない今の自分が、ニューヨークのソーホーとリオの対比にすごく表れていて素敵。
そういう気持ちのことを「サウダージ」って呼ぶのかな…
、とナマケモノ臭を消してみる。
最後に:
ウンウン唸りつつこの記事を書いていたら、なんとラジオから Samba do Soho が流れてきたので本当にびっくりしました!
これは偶然じゃないね~!
どうだか。