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ジャズ詞と私ーバナナ・ボート

(B)

Today’s Theme is : “大人なら” 『でらいかめんみうぉんごーほー』

 

こんにちは

今日も私のブログを訪ねて下さってありがとうございます。

 

今日の曲は先日亡くなった Harry Belafonte(ハリー・べラフォンテ)

“Day-O (The Banana Boat Song)” 邦題「バナナ・ボート」

です。

 

もっともこれは元々はジャマイカのワーク・ソングであり、

1956年にハリー・べラフォンテの録音で大ヒットした、ということになります。

ジャマイカのリズムではありますが、大抵はカリプソとして分類されています。

”Day-o” のコール・アンド・レスポンスがあまりにも有名で、

日本でも「デ~オ イデデ~オ」とみんなが歌っていましたね。

うちの父もその一人でした(笑)。

 

さて、

ワーク・ソングというのはジャズのルーツでもあるひとつのジャンルで

労働者が船を曳きながら、とかワインにする葡萄を足で踏みながら、など

仕事をしながら歌う歌です。

どうりでこの「バナナ・ボート」は野太い魂と生命感が宿った力強い歌なはずです。

労働者による労働者のための労働の歌であり、嘆きであり、叫びなのです。

だからこそこの独特の掛け合いは一度聴いたら忘れられず、

聴いた人の心をぐっと掴んでしまうのです。

 

日本では

こきりこ節  「窓のサンサはデデレコデン」

三池炭鉱節 「月が出た出た月が出た」

三池炭鉱

 

などが労作歌として有名ですね。

これをみんなで歌うことによって

作業の調子を合わせたり、労働の辛さを紛らわせるような意味がありました。

 

 

て、ここにジャズのルーツを表した “Jazz Tree” という表があります。

ちょっと高いですが、ジャズをやる方は

持っておられると良いと思います。

 

私は書棚の隣の壁に貼ったこれを眺めながら曲を聴くのが楽しみなのですが、

この “ワーク・ソング” はジャズ・ツリーのどこにあるでしょうか?

イメージしてみて下さい。

 

 

答えは

ここ、ジャズの木の根っこも根っこの部分です。

同じ頃の音楽には黒人霊歌軍歌もありますね。

その位古い歌です。

 

さて、それではバナナ・ボートの歌詞を見ていきましょう

 

 

歌詞要約

私は最初、この歌は

『楽しい「バナナ・ボート」で旅に出ようぜ、デ~オ!』

というようなお気楽な歌だと思っていました。

 

しかし実際は

ジャマイカの労働者が夜通しバナナを収穫し、

ようやくそのキツい仕事が終わった明け方の歌なのです。

”朝日が出たぞ、もう家に帰りたいんだ。さあ、検数人のダンナ、早いとこバナナを数えてくれよ”

というような内容です。

 

日本の私達が耳コピで歌っていた言葉はこんな感じです:

①「デ~オ! イデデ~オ」

=Day-o me say day-o(夜が明けるよ、夜が明けた)。

本来は “I say day-o” が正しいのですが、“me say” (オイラ、とかオラというような)

で労働者の英語というニュアンスが汲み取れます。

歌詞解説には “we say day-o” となっているものもありますが、正しくは “me say day-o” です。

下の動画で是非聞いてみて下さいね。

 

②「デライカメンミウォンゴーホー」

=Daylight come and me want go home(夜が明けた、家に帰りたいよ)

 

そしてその後は

『6本、7本、8本ついた房だよ

きれいに熟れたバナナには危ないタランチュラが隠れているぞ』

と続きます。

 

きれいなバナナの裏の苦しい労働をタランチュラと例えたのですね。

 

 

演奏動画

それでは知らない人はいないであろう

ハリー・べラフォンテの名演をお聞きください。

バックのリズム隊の存在感も凄いです。

 

Etc.

バナナは世界中で一年中販売されているため、バナナ生産には多くの労働者が必要です。

今でも労働者の権利が尊重されていない国や地域もあります。

例えば、中南米やアフリカの一部の地域では、

バナナ農家が大規模な農業企業や国際的な貿易業者によって支配され、

労働者は低賃金で働かされているところもあります。

 

今でもこの歌がどこかで響いているのでしょうか…?

 

こんな笑顔のバナナ農家が増えることを願います。

 

以上、

あなたのジャズ考察の一助になれば幸いです。

 

See you next time!

 

 

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