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ジャズ詞と私ーSentimental Journey

(S)

こんにちは

今日も私のブログを訪ねて下さってありがとうございます。

 

本日の曲は、日本でとても人気のナンバー

Sentimental Journey

です。

これをライブで歌う時に、曲紹介をすると松本伊代ちゃんのほうの『センチメンタルジャーニー』を弾くピアニストがいて

毎度うんざりしていましたが(笑)、日本では美貌のジャズシンガー、阿川泰子さんの艶っぽい歌唱で人気が出ましたね。

 

 

概要

Sentimental Journey が誕生したのは1944年。

作曲は Les Brown (レス・ブラウン)Ben Homer(ベン・ホーマー)、作詞は Bud Green(バド・グリーン)です。

このお三方、この曲以外には目立ったヒットもないようでしたが、Sentimental Journey だけで23週ビルボード1位というミリオンセラーだったので充分儲かったのではないでしょうか (;^_^A。

 

ヒットの要因としては人気のドリス・デイが歌ったこと、そして第二次世界大戦終戦のタイミングだったことで

「故郷に帰ろう」というこの歌が時代のムードにぴったりと合ったという事があります。

 

実際、 Sentimental Journey は多くの退役軍人の間では非公式ながら、帰省のテーマ曲となっていました。

曲調は寂し気ですが、歌詞を見てみると

ーLike a child in wild anticipation(子供みたいにワクして)
ーLong to hear that “All aboard(*1)“(”出発”の声を待っている)

ーI’ll be waitin’ up for heaven(天国に到着するのを待っている)
ーCountin’ every mile of railroad track(1マイル毎に家への距離を数えながら)
ーNever thought my heart could be so yearny(こんなに待ち遠しいと思うことはないよ)

と故郷の家に帰れる喜びを歌った嬉しい歌なんですね。

(*1) ”All Aboard” は「全員乗車完了」という車掌さんの声です

 

 

 

また、

同じく日本でとても人気のある “You’d be So Nice to Come Home to” も非公式ながら同じく帰省のテーマでした。

『今、戦場にいるあなたがもし帰ってきてくれていたらどんなに嬉しいかしら…』と叶わない願いを歌った歌です。

よく『あなたが帰ってきてくれて嬉しい♥』、という再会の喜びの歌と思われていますが、実際はこの”あなた”はここに居ないのです。

 

それでは歌詞を見ていきましょう

 

 

歌詞概要

このテーマでは著作権保護のため、歌詞(英・日共)は掲載せず

 適正な引用のみでお届けしております。どうぞご了承くださいませ。

 限られた表現の中ではありますが、歌の世界を楽しんで頂けましたら幸いです。

 

センチメンタルな旅に出よう

ゆったりと。古い思い出を忘れて

バッグも持ったし有り金はたいて切符も買った

子供みたいにワクワクしながら7時の『出発』の声を待っているのさ

 

1マイル毎に家までの距離を数えながら

こんなに待ち遠しいことがあっただろうか?

どうして今まで彷徨ったりしたんだろう‥

 

 

故郷への郷愁、という昔も今も変わらない心に響くテーマですね。

確かに…そう…なんですが…

実はこの Sentimental Journey,  私にとっては歌う曲としてはあまり面白味がなく…(笑)(;^_^A スマン

ステージで演奏することも少なかったです。

「日本ではとても人気」と書きましたが、リクエストが来たこともなかったなぁ

 

そんなわけで、演奏する場合には何か面白みを!と色々考え、“I Thought About You” とメドレーにして歌っていました。

I Thought About You

『君を思いながら旅をしたよ』というやはり汽車の旅という内容なのでアンサーソング的に。

恋人の乗った汽車と自分の汽車がどこかでつながっている・・みたいな設定にして無理にお客様に語ってましたね。

 

それでは歌を聞いてみて下さい

 

 

私がメドレーにしていた “I Thought About You” はこちら

赤いトロンボーンがアイコニックなスウェーデンのトロンボーン奏者、ニルス・ラングレンが歌も歌っています。大好き。

 

 

Etc.

いかがでしたか?

戦争がテーマになっていると考えなければ、また違ったストーリーの浮かぶ歌でもあります。

例えば、

 

都会での暮らしに疲れてしまい、残ったお金で故郷への切符を買った僕。

家に帰ることがこんなにワクワクすることなら

いったいなぜ家を出たんだろう?

 

そんな物語にもなりますね。

 

列車の旅と言えば

私は仙台まで乗った新幹線で宇宙人と隣合わせになったことがあるのですが、

頭がおかしい人のブログだと思われると書籍化が遠のくので辞めときます(笑)。

 

 

ここまで書いて ”さて宇宙人の画像でも探すか”、と「宇宙人」とだけ入力したら

この画像が出てきました‥

Google怖い。

https://yokohamamonolog.wordpress.com/
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