こんにちは
今日も私のブログを訪ねて下さってありがとうございます。
本日の曲は
’S Wonderful(ス・ワンダフル)
です。
さて、解説の前に、
「ジャズ詞と私」と言うからにはこの曲と私との何らかのエピソードを書かなくてはいけませんね。
これについてはもう空耳に尽きるんですよね…
ある方が
” ‘s wonderful, marvelous..(歌い始め)” の marvelous(=マーヴェラス) の部分が
麻婆茄子に聞こえる
ということをライブ中に仰いまして、それ以来もうそういう風にしか聞こえなくなってしまったという一皿、いや、一曲です。
その方は他にも、 Honeysuckle Rose (解説に飛びます)のタイトルであるハニーサックル・ローズという植物の日本語名がスイカズラである、ということを指摘したうえで、
”スイカズラと言われるとスイカのズラを被ったカトちゃんしか思い浮かばない” と仰ったりして
なかなかに困った人ではありました・・・
概要
‘S Wonderful は1927年、ガーシュイン兄弟により、ブロードウェイミュージカルの『Funny Face (=ファニー・フェイス)』のために書きおろされました。
この作品ではアデル・アステア(姉)とフレッド・アステア(弟)が初演、その後250回の上演を記録し、彼らの代表作ともなりました。
その後1957年にはオードリ・ヘップバーンとフレッド・アステアが共演した『パリの恋人』の主題歌となったのでそこで耳にされた方も多いのではないでしょうか。

アステアも写ってますね!
ところで気になる
『ス・ワンダフル』の
ス
なんスけどこれ、
“It’s” の “It” を省略するという当時流行った言いまわしなんです。
そこをわざわざタイトルにしたというのに、シンガー達はつい “It’s” とちゃんと発音してしまうので
アイラ・ガーシュウィンは少々イラっとしていたそう。
それではそんな歌詞を見てみましょう
歌詞概要
※このテーマでは著作権保護のため、歌詞全体(英・日共)は掲載せず
適正な引用のみでお届けしております。どうぞご了承くださいませ。
限られた表現の中ではありますが、歌の世界を楽しんで頂けましたら幸いです。
彼:
Verse:
人生は今始まったばかり
運命の人に出会えたのさ
このときめきをどう表現したらいいんだろう?
もう僕には他の女の子は存在しないよ
Chorus:
なんて素敵なんだ
キミが僕を愛してくれるなんて!
僕の人生を豊かにしてくれたんだ
浮かれているからって僕を攻めちゃダメだよ
だって本当に素敵なんだから
彼女:
Verse:
言ってもいい?
あなたの優しさにときめいているの
愛しているって言われてどんなに嬉しかったか
他の男の子はもう目に入らないわ
あなただけなの
Chorus:
なんて素敵なの
あなたが私を愛してくれるなんて!
私の人生を豊かにしてくれたわ
浮かれているなんて私を攻めちゃだめよ
だって本当に素敵なんだもの
Etc.
いかがでしたか
はっきりいって内容的には書かれている以上のものはないんで
含みもないのであまり深みがないというか‥
まぁ、十何曲もあるミュージカルの中でこういうシーンのための一曲ですからいいんですが!
そんなシンプルな歌詞ゆえにあまり解説は必要なく、どの資料を見てもミュージカル本編の話がほとんどでした。
ただ、語るべき特徴といえばやはり “It’s” を “S” としたこの語感についてです。
“s” と軽くいう事でスマートでちょっと英語っぽくない軽い響きにしたところがオシャレだったわけです。
なんせ『パリの恋人』ですからちょっと フランス語の
C’est bon =セ・ボン
みたいなニュアンスを持たせていたのかも知れません。
参照動画
1.アステアとオードリーのダンスがまさに”ザ・ハッピーエンド”
2.黒人の二人による最強のスウィング&スキャットが超・ワンダフル!
3.ブラジルのとろけるワンダフル~
どれがお好きでしょうか?
色々なアレンジが出来るので是非レパートリーに加えてみては?(^-^)
最後にAIが作ったマーボ茄子の画像をどうぞ…
これイタリアンだろ!!ww
See you next time ^-^