Today’s Theme : “大人なら” Jazz
Puttin‘ On the Ritz(踊るリッツの夜)
粋で洒落た曲と詞がまさに非日常。
大好きな曲です。
概要
”Puttin’ On The Ritz”(踊るリッツの夜)は
1927年 Irving Berlin(アーヴィン・バーリン)により作詞作曲され、
1930 同名のミュージカル映画の音楽として発表されました。
さて、まず最初に申しますのはこのIrving Berlin、
皆さん誰もがご存じなのですよ。
というのもあの”White Christmas”を作った方ですから!
そしてこの”Puttin’ On the Ritz”も
皆さん意外と耳にされているんですよ。
80年代にTacoのカバーで大ヒットしたし
「マツコの知らない世界」にも使われていますから!
●まさにパーフェクト、フレッド・アステアのバージョンを
素晴らしいダンスと共にお楽しみください
![](https://sunnysidejulie.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/bf96bbc7ff3d62c3978f65bc6fa492b5.jpg)
●TACO(1982年)
![](https://sunnysidejulie.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/1aee75dbf82728a1b568b7f9599d487d.jpg)
↑このPVを初めて見た時の衝撃は今でも忘れられません。
シンセサイザーを使った不思議な響きに、TACOのエキゾチックな
風貌とダンスがちょっと怖くて印象的でした。
ちなみに最初の映像ではTACOが顔を黒人風に黒塗りにしたのが
問題となったため、現在YouTubeで見られるものは再撮されたものです。
あと、浅田真央ちゃんの演技にも使われましたから!
そう思うとこの先も興味を持っていただけるかな・・??
というわけで引き続き
”Puttin’ On the Ritz”(踊るリッツの夜)をお楽しみ下さいませ。
まず、“The Ritz”はもちろんあの名門ホテル、ザ・リッツのことです。
そして “Put on the Ritz“と言うと「とびきりのお洒落をする」という
意味になります。
つまりオシャレしてこんな素敵な場所に出かけて楽しもう!
という歌です
※このテーマでは著作権保護のため、
歌詞(英・日共)は掲載せず、適正な引用のみでお届けしております。
どうぞご了承くださいませ。
限られた表現の中ではありますが、歌の世界を楽しんで頂けましたら幸いです。
歌詞要約
”気持ちが沈んでどこかへ出かけたいと思うなら
とびきりのお洒落をして出かけてみれば?
お金持ちやキメキメな人、いろんな人が居るよ…”
というキラキラな夜の世界へと誘うシンプルな歌です。
時代が時代ですので(1930頃)、
オシャレなスタイルといえば
『デイ・コートにストライプのパンツ、モーニング・コート』
『山高帽にアローカラーのシャツ、白いスパッツ(*1)
』
『ゲイリー・クーパーみたいにドレスアップして』
そしてリッチな人といえば『ロックフェラー』
が登場します。
(*1)山高帽にアローカラーのシャツ、白いスパッツは
まさにこれ!
ダンスの神様、フレッド・アステアです。
Etc.
いかがでしたか?
歌を聴いてみると、最初の4小節の間ずっと続く同じコードが畳みかけるように迫ってきて
ちょっとミステリアスな空気。。
そしてそのまま一気にラストまで聞く人の耳を惹きつける不思議な曲です。
あと、歌詞が詰まっているので、
歌う時にはブレスのコントロールが大切です。
出だしは一息で7小節がんばりましょう!
この曲の持つドラマチックなメロディーは歌、ダンス、演技をより魅力的に
見せてくれる、「ステージで映える」1曲だと思います。
私はこの曲でベースをフィーチャーして、
フリーソロで始まってそして終わる、というアレンジでいつも歌っていました。
ぜひレパートリーに加えて下さいね。
では今日はこれでごきげんよう!
私はとびきりのお洒落をして踊りに行ってきます