Today’s Theme is : “大人なら” 傘さそう
こんにちは
今日も私のブログを訪ねて下さってありがとうございます。
本日は6月の定番ソング
Here’s That Rainy Day
です。
概要
“Here’s That Rainy Day”は 1953年に
Jimmy Van Heusenにより作曲、、Johnny Burkeにより作詞されました。
このコンビによる曲には
・But Beautiful
・It Could Happen to You
・It’s Always You
・Like Someone in Love
・Moonlight Becomes You
・Polka Dots and Moonbeams
などがあります。好きな曲ばかり!
もともと
“Here’s That Rainy Day”は1953年に作られたブロードウェイミュージカル
“Carnival in Flanders”の中の1曲でした。
しかしこのミュージカル、全っ・然人気がなかったようで
上演回数たったの6回(泣(´;ω;`))
ほとんど幻のステージですね。。
よくこの歌がスタンダードソングになるまで消えなかったものです!
それだけこの曲に魅力があった、ということでしょうね。
⇑ 充分楽しそうなんだが…
私はやはり雨の日や雨のシーズンに選ぶことが多かったです。
また、バラードが得意な素晴らしいプレイヤーさんとご一緒できる時にも。
そんな日には “今日は Here’s That Rainy Dayを是非やりたい、お客様にも聞いて頂きたい”、と思い浮かぶ曲でした。
出だしの悲しくも美しい上昇系の旋律がとても好きです。
歌詞概要
このテーマでは著作権保護のため、歌詞(英・日共)は掲載せず、
適正な引用のみでお届けしております。どうぞご了承くださいませ。
限られた表現の中ではありますが、歌の世界を楽しんで頂けましたら幸いです。
『置き去りにしてきたあの幾つもの夢を取っておけばよかった
おかしなものね
でもこれが皆が言っていた「雨の日」ってやつなのね
まさかこんな風になるなんて思わずに笑っていた私だったのにおかしなものね
愛がこんな冷たい雨の日に変わってしまうなんて
そう、これが 皆が言っていた「雨の日」よ』
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これもまた代表的な録音はフランク・シナトラと言われています(またも!)。
しっとりたっぷりと歌うヘレン・メリルも捨てがたいですが、
私の好きなバージョンは
スウェーデンのトロンボーン奏者 Nils Landgren(ニルス・ラングレン)のものです。
真っ赤なトロンボーンを演奏し、また歌も歌うニルス・ラングレンは
少し高音で、程よいビブラートとクリアハスキーとでもいいましょうか、
透明感のある歌声がとても魅力的です。
是非聞いてみて下さい。
参照動画
1.贅沢なストリングス陣をバックにしたシナトラ。
2. ヘレン・メリル。ミニマルなピアノとのデュオが素晴らしい。
3.おすすめニルス・ラングレン。こちらはベースとデュオの1コーラス目が素敵だわ。
Etc.
いかがでしたか?
サンバアレンジで歌われることもありますが、
私にとってはやはりスローバラードです。
愛、大切な人、または健康やお金、若さだったり・・
人は当たり前と思っていた事や物を失うことがあります。
それがある日突然、である時もあれば
ふと今気づいてみれば失くしていた・・という場合もあります。
この歌は降ってわいたような不幸に驚き嘆いている、というのではなく、
どこか現実に抵抗しながら受け入れられなくて今日まで来てしまった、という
長い時間を感じさせますよね
その「時の長さ」がこの歌をより哀しく切なく感じさせるのでしょう。
私にとっての “Rainy Day”は一体何だろう?
昔なくした恋?若さ・・?
といつも心によぎる一曲です。