Today’s Theme is : “大人なら” Jazz
こんにちは
今日も私のブログを訪ねて下さってありがとうございます。
今日の曲は
You Go To My Head
です。
概要
“You Go To My Head” は1938年に J. Fred Coots(J・フレッド・クーツ)により作曲、
Haven Gillespie(ハーヴェン・ガレスピー)により作詞されました。
フレッド・クーツはリチャード・ロジャースほどではありませんが(リチャード・ロジャースは900曲
以上!)、生涯に700以上の曲を作った多作な作曲家でした。
そしてこのフレッド・クーツ&ハーヴェン・ガレスピーの2人、
世界中のだれもが知っているあの曲の作詞・作曲コンビなのです。
その歌とは・・・
“Santa Claus Is Comin’ to Town” 「邦題:サンタが街にやってくる」
です。歌ったことがない人はいないほどのクリスマスの定番ソングですよね。
作詞者のガレスピーは非常に貧しい少年時代を過ごし、その後はアル中になってしまったりと困難の多
い人生でしたが、この ”St.Clause is Comin’ To Town” の大ヒットで大いに報われたのではないか
と想像します。
Ho-Ho-Ho!
歌詞概要
※このテーマでは著作権保護のため、歌詞(英・日共)は掲載せず
適正な引用のみでお届けしております。
どうぞご了承くださいませ。
限られた表現の中ではありますが、歌の世界を楽しんで頂けましたら幸いです。
“You go to my head” は
別に“頭にくる”のではなく(笑)、「酔う」という意味です。
この歌の場合は“あなたが僕を酔わせる”ということになります。
それがまるでシャンパンの泡のようだったり、ワインのようだったり、
はたまたジュレップ(ジュレップ=ウィスキーに砂糖、はっかなどを加えた飲み物)のようだ、と例えているわけです。
Mint Julep。
Etc.
恋人を花に例えることは多いですよね。
Honey Suckle Rose もそうですし,
月や星、海などもあると思います。
でもこの “You Go To My Head” は
恋人を色々なお酒に例えているところが面白く、
お酒を飲みながらのライブの席では曲紹介のお喋りもはずみます。
また、
7月という言葉が出てくるので(-“Like the summer with a thousand Julies”) シーズン・ソングとしてもおすすめです。
さて、歌詞を眺めると
Like the bubbles in the glass of champagne:
シャンパン=プツプツと湧き上がる泡のように
Like a sip of sparkling burgundy brew
一口のスパークリングバーガンディのように
Like a kicker in a julep or two
ジュレップの刺激のように
と恋人を色々なお酒に例えています。
なんともオシャレではありませんか
これが日本だったら・・・と想像すると
キミの
「鬼殺しのようなキレ」
「黒霧島のような香り」
「純米吟醸の味わい」
なんてことになっていくのかなと。
あまり嬉しくないぞと。
それはいいとして、
こういった羅列の多い曲では歌詞を間違えがちなので注意したいところです。
特に私は横浜という土地柄、外国人のお客様も多かったため、歌詞の間違いには
非常に気を付けていました。
その他に羅列の多い曲としては
“The Rose” や “Comes Love” なども要注意でした。
ステージで歌う時にカンペは無いに越したことはないのですが、
間違えるくらいなら堂々と譜面台を使って落ち着いて歌いましょう。
お客様はそれほど譜面台のある・なしを気にはしておられないものです。
参考動画
1.ロッド・スチュワート
セクシーなロックシンガーというイメージの Rod様なのですが、
最近ではスタンダードジャズを “The Great American Songbook” としてシリーズでリリースしています。
どれも素晴らしいので是非聞いてみてはいかがでしょう?
2.エラ・フィッツジェラルド
サビに持っていくまでのゆったりした盛り上がりが素晴らしいです。
是非素敵なあなたの You Go to My Head を歌ってくださいね☆彡