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ジャズ詩と私ーTea for Two

(T)

こんにちは

今日も私のブログを訪ねてくださってありがとうございます。

 

本日の曲は『あなたを独占したい!』

Tea for Two

です

 

“Tea for Two”1924年、Vincent Youmans(ヴィンセント・ユーマンズ)により作曲、 Irving Ceasar(アーヴィング・シーザー)により作詞されました。このブログでご紹介しているジャズスタンダードの中ではかなり古いほうになります。

同年のミュージカル “No, No, Nanette” の中の一曲です。

 

”Tea for Two”というタイトルは

”18世紀のイングランドで、行商人がお茶を入れたポットを売り歩きながら

『お茶が2杯で2ペンスだよ~!』と言っていた声”という説がありますが、証拠はほぼないです(笑)。

 

 

右に二人の名前が見えます

 

ユーマンズが生涯に書いた曲は100曲足らずでしたが、そのうちの18曲がヒット。打席数は多くなかったけれどヒットは多かった、と。

そしてシーザーは作詞家として殿堂入りしています。

二人はそこまで世界的に有名ではなかったかもしれませんが、非常に優れた才能のコンビネーションだったわけですね。

“Tea for Two”は1920年代のミュージカルの曲の中でも最も素晴らしい曲、という声もあります。

 

さて、ひとつの曲が大ヒットするためには曲と歌詞が高いレベルでマッチしていることが欠かせません。

Tea for Two はまさにその成功例だと私は思いますが、それはある種の偶然の産物だったとも言えます。

 

というのも

1.

ミュージカル “No, No, Nanette” のためにプロデューサーは経験豊富な作詞家 オットー・バッハだけでなく、より現代的で軽快な歌詞を求めて、若い作詞家のシーザーを起用した。

 

2.

シーザーは当初、 Tea for Two のために仮のダミーの歌詞を当て、後からもっと洗練されたものに書き換えようと考えていた

 

3.

ところが作曲家であるユーマンスはこれをいたく気に入り採用。

 

4.

さらにユーマンスはシーザーに「この曲は売るために取っておいたほうがいい」と助言したのですが、ミュージカル制作側がこれを拒否、契約通りミュージカルに入れるように指示しました。

 

これらのエピソードのどれかが欠けても今のようなヒット曲にはなっていなかったのかもしれないと思うと、一つの曲の成り立ちというのはとてもエキサイティングだと思わずにはいられません!

 

そんなわけで Tea for Two はミュージカルの公開とともに大ヒットとなったのですが、曲のヒットのスピードのほうが速すぎて、ミュージカルが開幕する頃には観客はすでに Tea for Two を知っていたのだとか(笑)。

 

 

歌詞概要

※このテーマでは著作権保護のため、歌詞(英・日共)は掲載せず

適正な引用のみでお届けしております。どうぞご了承くださいませ。

限られた表現の中ではありますが、歌の世界を楽しんで頂けましたら幸いです。

 

(Verse)

借家住まいはいやだから私、こんなおうちがいいの

騒がしい街を離れて小川のふちにはきれいな花が咲いて・・

 

(Chorus)

あなたの膝にちょこんと座って二人でお茶を飲むの

(男性のシンガーの場合は:『僕の膝の上に君がちょこんと座って』)

他には誰もいないの、二人きりよ

電話があることも内緒ね

そして家族を持ちましょう。男の子ひとりと女の子をひとり

どんなに幸せでしょうね!

 

 

Etc.

いかがでしょうか?

 

絵本に出てくる幸せな結末のような二人の家。

ひねりも紆余曲折もない感じですが、微笑ましい素直さが貴重ですね。

 

私はいつもこの曲の楽しさと若々しさをチャチャチャのリズムに乗せて歌っていました。

 

⇓チャチャチャのリズムです。ご参考までに

 

 

参照動画

 

1.エラ・フィッツジェラルド(&カウント・ベイシー・オーケストラ)

 

 

2.最後までムーディーなスローは、ディズニープリンセスみたいな歌声のジェーン・モンハイト

 

 

3.インストゥルメンタルですがチャチャチャのリズムで。

 

昭和のアイドルみたいに思いっきり可愛く歌ってみたいですね!

是非素敵な Tea for Two を歌って下さい

 

See you next time!

 

 

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