こんにちは
今日も私のブログを訪ねて下さってありがとうございます。
さて、
今年の目標のひとつに「たくさん本を読む」を掲げている俺。
まずはずーーっと食指が動かなかったジャンル、
『ミステリー』を選んだ。
「本当にあのプロットの素晴らしさには感動した!」
「まだ読んでいないなんて羨ましい!あのラストの衝撃をこれから味わえるなんて!」
と称賛の嵐であるところの名作中の名作(ファンに怒られたくないのでタイトルは言わない 笑)。
そうと決まればすぐにでも読みたいので、書店ではなくKindleでダウンロード。
そして原語でも読みたくなるだろうとAmazonの買い物かごに洋書版を入れ。
次にネタバレのサイトに触れないように気を付けつつ、これまで映像化されたものの中から出演者の顔写真をコピーしてオリジナル相関図を作りカラー印刷。
おいおいやりすぎだよ、と思いながらもこのワクワク感を上回る衝撃に期待しつつようやく本を開いたのであった。
結果…
私は最後まで全くハマらなかった…
せっかくパワーポイントで作った相関図が虚しい。
しかしその虚しさはある種予測された感もあった。。
というのも事件が一冊の本になっているという時点で
「謎めいたイントロダクションからまもなく事件が発生し、
登場人物のキャラクターのイメージが徐々に固まってくる。
物語が進むにつれて深まって複雑化していくストーリー。
意外な人が意外な順番で死ぬ。
そして最後の数ページで種明かし」
というシークエンスが物理的に推測できちゃう(:;)。
こ、これじゃ放送時間いっぱいできちんと終わるプロレスと一緒や!
ボンバイエ。
で、俺は考えた。
この残念感を払拭するには全く新しい小説のスタイルが求められている、と。
しかもそれはすぐに実現可能なのである。
つまりはこんなスタイルであろう。
↓
『はじまりはごく普通の日常。ちらほら人は出てくるんだけどどれがメインの登場人物なのかはわからない。
そして一向に展開しないように見えるストーリー。
怪しげなセリフやシーンは多々あるが、別に伏線ではない。
まぁミステリーなので時々人が死んだりはするが他の登場人物の反応が薄い。
そして最後のページがどこかもわからないので全然エンディングが推測できない!』
どうですかお客さん!?
この方がラストの衝撃は桁違いに大きいっしょ!
さらに嬉しいのは、現代のミステリー小説ならばそんなスタイルがすでに可能なのだ
(メディアはネットの連続小説に限られるが)。。
だからといって
「そんな小説があるならぜひ教えて欲しい!」
「自分でも書いてみたい!」
とも思っていない。
ではまた。