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若者よ、『2往復しろ!』

Life

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   ジュリー・なおこの Jazzy Chill Out~『若者よ、二往復しろ!』

 

 

うも

貞方謙三です。

 

自分を含め、最近では、買い物も調べ物もすべてがインターネットになってきた。

どうやら悩み相談もそのようだ。

それ自体に文句はない。

むしろ素性を知らない相手にだからこそストレートに投げかけられる話もある。

弱みを見せられる。

それは良い事だろう。

 

しかし、中にはこんな”投げかけすぎ”な相談もある。

 

「お恥ずかしいのですが、今日は身内のことで相談させていただきたく投稿いたしました。

実は先日、父が若い愛人に入れあげて財産を全て持って家を出て行ってしまいました。

困ったと見せかけてこっそりホストにはまっていた母は、これ幸いとばかり

”裁判に持ち込んで慰謝料をむしり取ってやる”と言っています。

”そしたらシゲル(ホスト)とあんたと3人で一緒に家を建てて住もうよ”とも。

僕はどうしたらいいのでしょう?

どうぞよろしくお願い致します。  (28歳・Q太郎)」

 

というような重量オーバーな悩みに対して、ネットの答えはこうだ。

 

☆ベストアンサー

「Q太郎さん、大変でしたね・・

しかし、お父さんもお母さんも一人の大人です。

それぞれの人生で今、何かを学んでおられるのではないでしょうか?

Q太郎さんも28歳ということですから、

『どうしたらいいのでしょう?』という自分から今、脱皮する時なのではないでしょうか。

これを期に精神的にも経済的にもしっかりと自立されて、

ご両親との適正な距離をつかむことが先決のように思います」

 

などと答えてもらっている。

 

それに対して

Q太郎は答える。

「なるほど!(^^)。本当にそうですね。

どうしても父や母が一人の別人格の大人として見られなかった自分がいたように思います。

これからは自分の自立を目指して大人同士の距離をつかんで

自分は自分の人生を探すことを優先したいと思います!

ありがとうございました!」

 

なんてすぐ納得してお悩みをクロージングさせている。

なんと物分かりのよいことか・・・

そこに反論や更なる意見交換はない。

どんな悩みもほぼ一往復で解決。

 

あまりにイージーすぎないか!?

見知らぬ誰かに答えてもらったことで満足してしまうのだろうか?

それとも我々リアル議論世代には理解できない

完璧で絶対的なメッセージが”ベストアンサー”には包括されているのだろうか?

ないけど。

 

私からのメッセージはこうだ。

「悩める若者よ、

せめて2往復はしろ!」

 

貞方謙三。

 

 

※この記事はAmebloよりお引越ししたものです。

 

 

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