こんにちは
今日も私のブログをたずねて下さってありがとうございます。
本日の曲はあまり知られていないだろうなぁ・・
I Told Ya I Love Ya, Now Get Out
です。
概要
長い名前でホントに大変な(笑)、“I Told ya I Love ya, Now Get Out” は
1947年にリリースされた、という事だけは分かっているのですが、作曲された正確な時期については不明なのです。
恐らく、1946年とか1947年あたりではないでしょうか?
作詞・作曲はJohn Frigo(ジョン・フリゴ)、Lou Carter(ルー・カーター)、 Herb Elis(ハーブ・エリス)。
そう、作曲された年やエピソードもほとんどないのですが、なにせコミカルで楽しいおすすめ曲ということであえてここに載せたいと思います。
「こんな曲もあるんだ」と楽しんで頂ければ幸いです(^-^)
歌詞概要
※このテーマでは著作権保護のため、歌詞(英・日共)は掲載せず
適正な引用のみでお届けしております。どうぞご了承くださいませ。
限られた表現の中ではありますが、歌の世界を楽しんで頂けましたら幸いです。
『あなたのこと愛してる、って言ったけどもう出て行ってちょうだい!
そうよ、出て行って!
この先あなたのことが必要な時がきっとあるだろうけど
でもあなたは「もう居なくてもいい人」。
電話番号だけ置いて帰ってちょうだい (*1)
ドアはあそこ、電話のところよ
さ、出て行って!
あなたは操り人形が欲しかったのね
でも私には糸はついてないわ
さあ、今なら5時18分の電車に間に合うわ
愛してる、って言ったけど出て行って!』
こっぴどく追い出されたね、こりゃ
英語の歌詞には所々に「!」がついていてまるでお芝居のセリフのよう。
聞く前からタイトルと歌詞で面白いと思わせる曲です。
なんせのっけから “I told ya I love ya now get out”ですからね。
よっぽど我慢してたんだろうな、この彼女(笑)。
「え?もしかしてこのヒト最低なんじゃない?」
「やだ、なんで私今まで我慢してきたの?」
と気づいてしまったらもう即退場。
で、この後きっとこのダメ男は
「ちょ、ちょっと待てよ! 落ち着いて!」なんて言ってなだめるんでしょうな。
だけど彼女はもう「5時18分の電車に間に合うわよ」(*2)と取り付く島もなく。
だけどちょっと気になるのは彼女が
『この先あなたのことが必要な時がきっとあるだろうけど~電話番号だけ置いて帰ってちょうだい (*1)』
とか言っているところ。
もしや家の模様替えだとかクルマの故障だとかの時に呼び出したりしそうな気配もある…。
そして男の方も
「僕は変わったんだ、もう一度やり直さないか?」とか言って結局再開ですか、みたいな。
そうなるとこの歌って割れ鍋に綴じ蓋カップルの毎度の痴話げんかの歌なのか?
って可能性もありますね。
自分がこういう劇場型の恋愛ができないのでなんだか羨ましいワ。
関係ないけど。
そしてこの歌、女性(シンガー)のための歌ですね。
大抵のスタンダードソングはHeをSheに変えたりその逆にして
男女どちらのシンガーでも歌えるものです(“The Girl From Ipanema” を女性シンガーが歌う場合には “The Boy From Ipanema” にする事も多いです)が、
これについては逆になるとこのコミカルさが失われてしまいますね。
だから女性シンガーのための曲です(と私は思う)。
そんなわけで歴代のレコーディングはほぼ全部女性シンガーなのですが、
非常に珍しい、男性の歌唱があります。
↓こちらの Giacomo Gates。
「この間のことさ、彼女は僕にこう言った・・」 という回想として歌っています。ウマイ!
ぜひ聞いてみて下さい
参照動画
1.Giacomo Gates(ジャコモ・ゲイツ)
2.Jeanie Bryson(あのディジー・ガレスピーの娘。大ブレイクはしていませんが、 ソフトハスキーな中低音、選曲のセンスが最高です)
Etc.
いかがでしたか?
ダメ男を切った女の非常にスカッとする歌だけど、
あの一か所弱気なところが・・惜しい。
5時18分の電車で追い返したけど
5時29分の電車で帰って来ちゃったらイヤじゃん!!
皆様もダメ恋愛には
“I told ya I love ya, now get out!” してね!