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お客さんに届いていないその歌

Jazz

Today’s Theme is : “大人なら” 空気伝導。

 

こんにちは!

今日も私のブログを訪ねて下さってありがとうございます。

 

今日のテーマは

お客さんに届いていないその歌

です。

何の事やら、とお思いかもしれませんが、

自分の録音を聴いて

「なんだか私の歌、1フレーズごとに歌が止まって聞こえる」とか

「語尾をソフトにしっかり伸ばしているのに録音されていない」とか、

「小さい音がうまく録れないわこのレコーダー(# ゚Д゚)!」等と思ったことはありませんか?

 

私はずっとそうでした。。。

ジュリー・ロンドンヘレン・メリルのようなセクシーな歌い方に憧れ,

情緒たっぷりにフレーズ終わりやエンディングをエロくキメているつもりなのに(笑)、

レッスンで「もっとしっかりと~」みたいに指摘されたり、

録音を聴いてもセクシーさが感じられなかったりして、先生や録音環境がおかしいんだ、とすら思っていました(;^_^A

 

 

原因

それって一体何なんでしょう?

声量の差でしょうか?

マイクのセッティングのせいでしょうか?

いいえ、

原因は「骨伝導で自分の頭の中だけに響かせて聴いているから」

なのです。

(正確には鼻の奥にも響かせています)

 

 

ご存じでしょうがここで骨伝導のおさらいを:

骨導音とは、振動する物体の発する音が頭部や頸部を通して外耳・中耳を介さずに直接内耳に到達することを言います。これにより外部の音に妨げられずに音を聞き取ることができます。

難聴を患い、最後にはほとんど聴覚を失ったベートーヴェンが作曲を続けることができたのはこの骨伝導のおかげでした。

歯にくわえた指揮棒からの響きで音を「聴いて」いたのです。

佐村河内さんは聴こえてたけど、ベートーヴェンは本当だったわけだ。

それはいいとして

ここから判ることは、

先述の私のせっかくのエロい語尾は誰にも聞こえておらず、

頭蓋骨や鼻骨に響く声を自分だけでウットリ聴いていたという…

”残念なエロ”だったわけです。

大久保佳代子か!

 

 

この残念な声なのですが、

ソフトなスローバラードやしっとり小さな伴奏で歌うヴァースの部分などでは特に目立ちます。

 

残念ながらそのセクシーな”抜き”やフェイドアウトがきちんと声として体から外に出ていない限り、

マイクはその音を拾うことが出来ず、当然お客さんにも伝わりません!!

 

忘れないでください。

自分の頭の中にいかに素敵なエンディングやデクレッシェンドが響いていたとしても、

頭の中だけに響かせている限りはあなたの歌はそこで「終わって」しまっています。

ああもったいない。。

 

 

注意点

注意点としては

「デクレッシェンドするフレーズ終わり」、「フェイドアウト」などでも自分の中の響きで終わらせず、きちんと声にすること。
弱音も最後まで口を閉じずに歌いきる
「空気伝導空気伝導」と常に意識する

 

 

以上、原因が判ってしまえば解決は早いはずです!

すべての音をきちんとマイクに乗せてもう一度録音してみて下さい。

・Fly me to the moonをスローで

・Someone to watch over me のバース

などが判りやすいと思います。

フレーズのひとつひとつが生きて繋がり、一曲としての説得力が出ているはずです。

 

素敵な声でぜひあなたらしいを歌ってくださいね!

 

 

※あ、私、大久保佳代子好きですんで(笑)

 

<必聴です。Sexy Voiceのディーバたち>

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