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究極のペン―後編

Life

前編から

 

の日の取引はとある銀行の一室で行われた。

 

行員さんの手によって先方の社長さんの前に振込用紙が置かれる。

私は緊張してたけど社長は軽口を叩きながら慣れた手つきで

書類をチェック。

 

行員さん「よろしければこちらに金額とご署名をお願い致します」

頷く社長。

 

…出る、いよいよ、究極のペンが!!

 

私は西川きよし師匠のように目を見開いて待った。

 

そこでついに私が目にしたものは・・・

 

「あ、ペンすいません」と社長が引き寄せたコレ。

こういうヤツ!!

 

コレを使って相変わらず軽口を叩きながら

高額の振込金額をサラサラ書く社長であった。。

 

衝撃であった

 

その瞬間西川きよしはさらに目を見開いた。

ヘレンも見開いた。知らないけど。

 

うか、究極のペンはこれだったのか。。。

ガッカリどころか「な、なんてカッコいいんだろう!」

私はバイブス上がった。

モンブランもパーカーもティファニーもとうてい勝てなかった。

伊東屋さんも退場。

 

そして私はこう思った。

 

「このカッコイイ”調印”をいつか俺もやってやろう!」

 

その日はまだ来ていない。。

 

 

 

 

 

 

 

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