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3つの呼吸法を見分けよう

Jazz

なぜ『腹式呼吸?』

 

歌を歌うならば「腹式呼吸」「腹式呼吸」と誰もがうるさく言うけれど

イメージばかりでなかなかつかめないという方も多いのではないでしょうか?

 

私自身、ずっとそうでした。

ボイトレのクラスでも最初の1,2回のみ腹式呼吸の話と呼吸法の練習があって、

それ以降は毎回〝簡単な発声練習と曲練習″、になっていくと思います。

あとは時々「しっかりお腹から声出して~!」と注意される程度で

どんどん曲練習を進めるのが普通ですし、限られた50分ほどのレッスンでは仕方ないことです。。

 

 

かし、腹式呼吸が出来ていないまま練習量ばかりが増えるのは、

フィジカルな面からもパフォーマンスの面からも非常に勿体ないというか、

悪い癖や力みなどを放置→悪化させることになってしまいます。

 

いつからでも正しい呼吸法に立ち返って最大のパフォーマンスを発揮できる身体づくりを

習慣化させてしまいましょう!

 

 

歌を歌うことに関しての呼吸法は主に3つがあります。

 

胸式呼吸

呼吸のたびに肩や胸が上下する呼吸法です。

非常に速いインターバルで「吸う」「吐く」ができるものの、歌唱には不向きな浅い呼吸法です。

呼吸のたびに首、肩、胸に筋肉運動が起こることで、体(声帯や周辺の発声に関わる筋肉)の動きが制限されてしまいます。

このためこの胸式呼吸で歌うことは過剰な息継ぎが必要となり、弱々しい声になり、音程も外れやすくなります。

キーも低く設定しがちになります。

 

リブ呼吸

リブ=Rib(あばら)です。胸郭呼吸、とも言えるでしょうか。

胸式呼吸よりは支えがあるものの、これも限定的で歌唱には不向きです。

胸郭に開きを感じてはいるけれど、その下の腹部は広がっていない状態です。

バレリーナがスッと立つ時や、正座をして姿勢よく座っている時に胸が上に引き上げられる感じといえば伝わるでしょうか。

あるいはモデルウォーキングの指導ではよく「頭の上から一本の糸で釣られているつもりで」と言いますが、その感じです。

背筋・首が伸びて姿勢がよくなるので自分では正しいポジションを取っているように感じやすいのですが、実際は腹部を使っていないため、歌唱の呼吸としてはやはり限定的で喉に力みが入りやすく、パワー維持のうえでも腹式に劣ります。

 

腹式呼吸

正確には胸郭及び腹部を使った呼吸です。

腹式呼吸が出来ているかは、腰に手を当てたっぷり息を吸うと胴・背中が膨らむので

わかるはずです。まずは一曲分の3分を目安に続けて実感してみて下さい。

 

胸も胴も充分に開いた状態での深い呼吸は、身体も安定し精神的にもリラックスした状態になります。

瞑想やリラクゼーション、ストレス解消のための呼吸法もこの腹式呼吸です。

その他にも、

腹式呼吸ができるようになると

① 筋肉の緊張がないため、充分にブレスを取ることができる

② 排気(歌声)に充分な支えができ、身体全体で音量・音程をコントロールできる

ため、ぐっと説得力のあるスケールの大きな歌になります。

 

是非今一度確認してレッスンに取り入れて下さい。

 

 

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など、カテゴリーの「ボーカルレッスン」に色々ありますので

覗いてみて下さいね

 

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