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ジャズ詞と私ーI Can’t Give You Anything But Love(和訳あり)

(I)
※この曲はパブリック・ドメイン(著作権切れ)のため、日本語訳を掲載しております。ぜひお役立てください
Today’s Theme is : “大人なら” 愛だけ。

 

こんにちは!

今日も私のブログを訪ねて下さってありがとうございます。

 

今日の曲は

I Can’t Give You Anything But Love

です。

 

私はライブの1曲目にはほぼ必ずこれを歌っていました。

大好きな歌のひとつです。

 

概要

Jimmy McHugh(ジミー・マックヒュー)により作曲、Dorothy Fields(ドロシー・フィールズ)により作詞された曲で、1928年に発表されました。

近年ではタイトルは “I Can’t Give You Anything But Love” となっていますが、

発表時の記載は “I Can’t Give You Anything But Love, Baby でした。

その後 Baby が取れたのは主人公が大人になったからでしょうか?(笑)

 

ドロシー・フィールズは女性です。知的な雰囲気が素敵ですね。

 

“I Can’t Give You Anything But Love”

大成功を収めたブロードウェイ作品、“Blackbirds of 1928”(なんと518回演じられました!)

のための曲で、1890年~1958年にかけて “最もレコーディングされた曲100” に入っています。

このレスリー&ドロシーのコンビはそれまでもよい曲を書いてはいたのですが

舞台監督であるリュー・レスリーは『まだスマッシュ・ヒットと言える曲がない』と感じていました。

そこへもってきてこの “I Can’t Give You Anything But Love, Baby”『キタ――(゚∀゚)――!!』です。

良かった良かった。

 

※ちなみにレスリー&ドロシーによるその他の曲には以下もあります:

・I’m in the Mood for Love
・Let’s Get Lost
・On The sunny side of the street

 

曲にまつわるエピソード

この曲ができるまで(「まで」というほど時間はかかりませんでしたが!)のエピソードが素敵なのでご紹介したいと思います。

 

”ある日の夕刻、作曲者であるジミーと作詞家のドロシーは並んで5番街を歩いていました。するとティファニーの前に若いカップルがいるのが見えました。その二人はこんな会話をしていたのです。

 

「あぁ、ハニー。こんなキラキラした宝石を君に買ってあげたいよ。でも今は愛しかあげられるものがないんだ!」

 

ジミーとドロシーはこれを聞いて近くのスタインウェイに飛び込んで1時間もしないうちにこの曲を書き上げたのです。

New York の Steinway

 

それでは歌詞を見てみましょう!

 

日本語訳

 

に捧げられるのは愛、それだけだよ

僕がたくさん持っているものといったらそれだけなんだ。

今はまだ夢見て考えているだけだけど、

きっと君は幸せを、そして君が欲しいと思っていたもの全てを

見つけることができるよ。

 

君がステキにオシャレしている姿を見たい・・

でもダイヤのブレスレットはWoolworth(*)には売ってない。

そんなラッキーな日が来るまで

僕が君に捧げられるのは愛だけなんだ。

 

(*) Woolworthはアメリカの格安量販店のこと。

どうせならドーンとこのくらいの夢見ましょうか♡

 

 

Etc.

いかがでしょう?

実話だと思うとつい感情移入してしまう私です。

 

て、この歌にはヴァース(導入)があり、

そこで「彼」はこう言っています。

 

『だけどお金がなくなるっていうのはキツいものだね
冗談抜きで呪いだよ
僕の運は変わってしまった。
ただの「最悪」からもっと悪くなってしまった』

 

そして彼女はこう返します

 

『ローマは一日にして成らず、って言うじゃない
起こった事はなんとかしなくちゃ。
でも私は喜んで待つわ。
プレゼントのことで落ち込んだりしないでね
“I Can’t Give You Anything But Love….” と言ってくれることが私には嬉しいの』

 

で、できた女だ!

他人事ながらホッとしました‥(笑)

 

ちなみにこの曲と正反対の世界の

“Gee Baby, Ain’t I Good To You” という曲もあって、そこでは

『毛皮のコートもダイヤの指輪も車も買ってあげたよね

俺みたいな男はいないだろ?』

というヤラしい男が歌います(笑)

 

では歌を聞いてみましょうか

 

参照動画

Diana Krall(ダイアナ・クラール)

小気味よいSwingのボーカル+ピアノとランニングベース~ギターソロが都会的でスマートです。

 

 

上、長々とお付き合いありがとうございました。

 

歌い方としては、暗くならず明るい若さが感じられるメロディーと詞なので

それを生かした小気味よいSwingがよく似合います。

私はスキャットを入れたり、オープニングでメンバー紹介を乗せて歌ったりしていました。

 

 

是非あなたらしい素敵な “I Can’t Give You Anything But Love” を歌ってくださいね☆彡

 

See you next time!

https://yokohamamonolog.wordpress.com/
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